第25話 ― 日本橋へ…♪
丸屋の店を買い取った大坂の商人を介して店を手に入れることは出来た重三郎。つぎは“吉原者を排除する”という法度をどう潜り抜けるかだけど、そこは須原屋の主が力になってくれて田沼意知からの力添えを受けられることになる。これから、というときに浅間山が大噴火して江戸の町には火山灰が降り注ぐ…、それを好機とみて重三郎は日本橋に出向き丸屋の店=建物を守るために屋根を古着で覆ったり、一段落したあと降り積もった火山灰の始末をするにも、それを労働ではなく遊びにしてみんなで楽しんでしまおうと提案したり…。そんな重三郎に対して丸屋の女将ていさんの頑なな態度にも変化があって…、結局ていさんと重三郎は祝言を上げることになるんだけどね。その祝言の席に乗り込んできたのが鶴屋の旦那で、なんと蔦屋耕書堂の暖簾を祝いの品として持参、蔦屋を日本...第25話―日本橋へ…♪